「ポイントカードはお持ちですか?」「入会すれば今回からポイントが加算されますがいかがでしょうか?」
なかなか記事が更新出来ずにいます・・・前回は映画館に行く前にチェックするポイントについて解説しました。
有人窓口が少なくなり、自動券売機が増えている今は直接聞かれることは減りましたが、幕間の時間のCMやポスターなどで告知されているポイントカードなどの会員サービス。映画は年に数回見るかだし・・・入った方がいいのか分からない・・・今回はポイントカード・会員になるメリット・デメリットについて解説したいと思います。
映画をたくさん見る人は当然入った方が得。
映画館のポイントカード・会員は映画館によって差がありますが、映画を見るのが好きで定期的に通う人ならば入った方が断然得ではあります。大手シネコンでは6本見ると1本無料、ミニシアターなどでは10本見ると1本無料など鑑賞料金がまるまる浮くので鑑賞本数が多いほど間違いなく金額的に得です。
映画館にもよりますが、ポイントがたまるとポップコーンが無料になる、会員になることで鑑賞料金が会員料金になり安くなるなどメリットが多いです。
映画館からしても映画館に定期的に来るお客は大事ですから更に来てもらえるように様々なサービスを用意してくれる訳です。
でもあまり映画を見ない人にとって会員サービスは入ると返って損をするんじゃないだろうか?と思う人もいるでしょう。
まずはサービス内容・得点をチェック。
最寄りの映画館。買い物ついでに行きやすい映画館など利用する事のある映画館のポイントカード・会員サービスをまずはチェックしましょう。映画をよく見る人ならある話ですが、普段映画を見ない人が会員特典で映画館を選ぶことはほとんどありません。同じくらいの距離に映画館があってどっちも利用する事があるという場合は比較するのもいいと思います。
気にするポイントは
・年会費・更新料がかかるか。
・何本見たら無料になるか。
・会員になったら割引されるか
・他、プラスになる特典はあるか
というのが主になると思います。
年会費・更新料がないなら作っておくのもあり
会員になるのにお金がかかる、更新にもお金がかかる、年に1回見るかどうかなのにこれじゃ全然特にならない・・・ごもっともです。やはり「映画を見る人に重点を置いたサービス」であるので映画をたくさん見てポイントがガンガンたまれば簡単に元を取ることが出来ます。
ここでお金が1年毎に発生してしまうと返ってマイナスですが、入会費のみで更新料がかからない場合は後述しますがメリットになるポイントも結構あるんです。
何本見たら無料になるか
これも分かりやすいポイントですが単純に年会費、更新料がかかるポイントカードで年1回しか映画を見ない人が6本映画を見て1本無料のメリットがあるかと言われたら微妙な所です。ポイントも基本的に有効期限があるので3年で6本見て1本無料なんて事にはならないですし、年会費・更新料のかかる映画館ならば間違いなくマイナスです。
年に6本っていうのがなかなか上手い本数なんですが、アカデミー賞などで社会的に話題になる、テレビドラマやテレビアニメの劇場版、夏休み映画や有名監督の期待作など振り返ると1年に6本っていうのはあまり映画を見ない人でも意外と見るかもしれない微妙な本数であると言えます。
映画館によっては6本見たら6ポイントで無料と合わせ2本見たら2ポイントで鑑賞料金割引なんていうサービスもあるので去年見た作品数や、結局行きはしなかったけど見ようと思った作品の数で考えてプラスになるかマイナスになるかは考えてみていいと思います。ちなみに年会費・更新料がかかっても6本見て1本無料なら間違いなく金額的にプラスになっています。年会費がかからない会員サービスなら1度6本無料にしてしまえばマイナスの要素はないと言えますね。
※一部作品によってポイントが使用できない場合があります。
会員割引があるか
会員割引、鑑賞料金が300円割引、などこれはメリットがかなり大きく感じられますが、あまり映画を見ない人は前売り券・ムビチケを使用した場合そちらの方が得な場合もあります。前売り券は特典が何かしらあったり(特典なし、特典終了もあります)、通常大人1800円(1900円)の所1500円(1600円)になったりと年1回しか映画を見ない、3年、5年に1回映画を見るだけの人ならば年会費のかかる会員・ポイントカードサービスならば前売り券の方が得だと言えるかもしれません。
前売り券は映画館窓口の他、ムビチケならネットでも購入出来るので何かとメリットもあります。会員サービスとの併用も映画館によっては可能なので映画をよく見る人で得点が欲しい人ならばメリットも大きいです。
※前売り券・ムビチケは映画上映期間中に利用しないと払い戻し不可なので料金丸々無駄になってしまいます・・・上映期間をよくチェックしましょう。
また、作品によっては前売り券・ムビチケの券種が一般しかない作品もあります。その場合通常購入・会員割引を適用した方が料金が安い場合もあります。
他、一定の割引サービスとは別に特定の曜日の鑑賞料金が割引になる会員デー割引のような日がある映画館もあります。こちらは基本的に平日のサービスになりますが、利用可能ならば1100円、1200円と割引率が高いのも魅力です。
前売り券・ムビチケの特典に興味がなく、割引目的であれば映画をそこそこ見る人にはありがたい特典でもあります。
自分は前売り券やムビチケの特典にはあまりこだわらない、そこそこの数の映画を見ている事からこの割引サービスは非常に重宝しています。年会費の金額にもよりますが2~3回の鑑賞で年会費も元がとれます。
他にも携帯会社提携サービスなど映画館によって独自の割引がある場合があります。合わせてチェックしておくといいと思います。
※一部作品によって各割引が出来ないものがあります。
auスマートパスはSMTもサービス開始となるようです。SMTはリピーター割引クーポンの割引が大きいですが、複数人での鑑賞・会員でない場合では非常にメリットが大きいと思います。
auスマートパスプレミアムで月548円がかかるので映画目的というよりはスマホを利用する上で加入しているならば是非利用したいサービスであるでしょう。気になる方は、下記画像がリンクになっていますので、サービス内容をご確認ください。
他の特典・メリットは何があるか?
ポイントカード・会員サービスの中核となるのが割引、または無料鑑賞ですが、他にも多くの特典があります。例えば・・・
・映画鑑賞料金以外の割引・ポイントサービス
・鑑賞履歴保存
・試写会やイベントの優先申し込み
・メールによる情報発信
・ウェブ手数料無料など一部料金免除
などがあります。
これらは主に映画館を多く利用する人がメインとなるサービスですが、試写会やイベント上映でライブ配信や舞台挨拶を楽しみたい層はいると思うので考えどころかもしれません。
サービス、というとちょっと違いますが会員の場合、名前やメールアドレスなどの必要情報を記録出来る為いちいち入力しなくて済むというのも楽でいいですね。
一部料金免除で非常にメリットが大きいの例として109シネマズポイントカード会員のエグゼクティブシート料金が一般料金で使用可能になる特典です。エグゼティブシートが2700円、通常座席が1900円なので差額800円、入会手数料が1000円ですが年会費はかからないので一度会員になってしまえば2回目以降いくらでもエグゼティブシートが利用できます。通常席より豪華で鑑賞位置的にもよい位置に配置されているので109シネマズ利用者は作っておいて損はないでしょう。
※109シネマズ二子玉川のグランド・エグゼクティブシートには適用されません。
人口密集地では特に注目!先行・早期購入
地方では人気作品も当日劇場で普通に購入出来るなんてこともありますが、人口密集地では注目作や話題作、人気監督の作品などはインターネットチケット販売開始と同時にアクセス集中でサーバーが落ちるなんてこともあります・・・
特に人気の映画館では当日券を朝買いに行ったら夕方まで満席・・・という事態もありえます。
ポイントカード・会員サービスの中には先行・早期チケット購入特典がある映画館があります。これは基本的に映画のインターネットチケットは3日前の深夜0時から購入可能というのが主なのですが、3日前の21時から購入可能になる、4日前から購入可能になるといった一般よりも早くインターネットで座席を押さえる事が出来るサービスです。
過去の人気アニメの特典を確実に得たいが為にネットアクセスが集中し2日前の時点でほぼ完売、まだまだインターネットチケットが浸透していない中、当日券を購入するつもりで来た家族連れが映画を見れないまま何組もロビーで途方に暮れ、特典どころか映画も見られず帰っていく・・・という事もありました。
ポケモン、妖怪ウォッチ、ワンピース、鬼滅の刃 無限列車編の公開時やシン・エヴァンゲリオンなどアニメ作品で特典が付くものが特に混雑していた記憶があります。
映画を日ごろから見ている会員もいるので必ずしも思った通りの席や時間が確保出来るかはアクセス次第にはなってはしまいますが、どうしても早く見たい、好みの座席に座りたい、特典を手に入れたい、当日見れなくなるような事にはなりたくないというのであればこの先行・早期チケット購入特典はとてもメリットの大きい特典であると言えます。
※会員登録しないとそもそもインターネットチケット予約が出来ない場合もあります。利用する映画館の案内をよく確認しましょう。
サービス内容は更新・変更となる場合がある
各種サービス内容は状況によって変更することもあります。例えばシネプレックスはユナイテッドシネマグループに吸収されたことで従来のカードからユナイテッドシネマのカードに一本化されています。
MOVIX、新宿ピカデリーなど松竹系のカードはSMTカードとして統合されました。しかし大阪ステーションシティシネマとなんばパークスシネマは別サービス扱いになっています。
何かとメリットが多く感じられますが、場合によっては重宝していたサービスの停止や内容変更などデメリットが発生する場合もあります。
会員登録必須な映画館・シネマシティのシネマシティズン
様々なイベント上映を行っているシネマシティの会員サービス、シネマシティズン。割引や先行予約の他充実したサービスがあり、シネマシティで映画を見るならば必須と言えるものです。
他の映画館と比較してもメリットが大きいサービスですが、この会員は映画を見るほどに得だからという以外にも登録必須な理由があります。
シネマシティに通う人ならば説明不要な事ではありますが、人気作品の極上爆音上映、極上音響上映、定期的に開催されるイベント上映など休日だけでなく平日ですら多くのお客が詰めかける映画館で作品によっては先行予約開始1時間足らずで満席続出という事も多々あります。
最早当日券を買う余地など全くなく、先行予約ですら望みの席を購入するのが難しいくらいです。
コロナ過や上映スタイルの変化などで自分自身シネマシティにはもう3年くらい行っていませんが、いつかの為に会員でいないとチケットすら買うことが出来ない・・・なので年会費1000円だけを払い続けている訳ですが、それでも損ではないと思わせるだけの内容のサービスであると思います。同じように会員に入り、期待の作品が現れるのを喜々として待っている人も多いのではないのでしょうか。
まとめ
・映画をよく見るなら作った方がメリットは大!
・まずは最寄りの映画館、よく行く映画館のサービス内容をチェック。
・年間に見る本数や特典内容、年会費などを考えてプラスになるかを考えよう。
・前売り券・ムビチケ・携帯会社サービスの割引とも比較してみよう。
・先行・早期チケット購入など会員優遇項目もチェック。
・デメリットが多い、目当ての特典がないなら無理にカードを作ったり会員にならなくてOK。
自分もなんだかんだ作ったはいいが利用していない、結局更新を止めてしまったという物もあればなんでもっと早くに会員になっていなかったのか・・・という物もあります。TCGカードは使うのにどこかに行ってしまった・・・
せっかくのサービスですからお得に利用できるといいですね!
次回は映画館の座席の選び方・・・かどこか映画館のレポを上げたいなと思っています。なかなか更新が進みませんが頑張ります~。
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